過緊張の症状

 仕事や家族の世話などに頑張りすぎていませんか?毎日しなければいけないことなので,さほど気にすることもなく,忙しいのが自分の生活だと思って,いろいろな用事をこなしているかも知れません。いずれにしても,そのような頑張りすぎは,ささいと思えても実は重大な症状を引き起こすことがあります。最近指摘されているのが,「過緊張」。名前からすると極度のあがり症かと思いますが,そうではありません。過緊張の症状で最も多いのが,目覚ましが鳴る前に目が覚めることだそうです。他にも睡眠障害や冷え性,動悸,呼吸困難,肩こりなどが過緊張の症状として挙げられています。要するに,気の張り詰めた状態が心身の状態に影響を与えるということです。

過緊張の治療

 過緊張の状態が長く続いていると気付いたなら,早いうちに病院で治療を受けると良いでしょう。心療内科やメンタルヘルスといった診療科を受診してください。症状に合わせて抗不安薬や精神安定剤などが処方されるでしょう。このような薬を使った薬物治療によって,筋肉の緊張をほぐすことができますし,眠りやすくもなるでしょう。出ている症状が不快でそれが原因でさらに過緊張が悪化している,ということもありますので,対症療法的な投薬治療も役立ちます。また,ストレスの原因を分かっていながらそのはけ口がない,という場合は,カウンセリングを受けることができます。最近ではそのようなケース専門の,俗称“愚痴外来”という科も増えています。

過緊張の対策

 生活をしていく中で,ある程度の緊張状態を保つことは必要です。自律神経のバランスからいっても,弛緩状態よりも緊張状態の方が長いものです。しかし,緊張状態が続いて過緊張になると,自律神経のバランスが崩れて,上記のような症状や不定愁訴といわれる状態が見られるようになります。ですから,定期的に緊張をほぐすように努めることが大切です。仕事のことを忘れてはしゃぐ,好きな音楽を聴く,趣味に熱中する,ゆったりとお風呂でリラックスする,といったことで過緊張を和らげることができるでしょう。最近はアロマを使う男性も増えているようです。しっかり休息を取れるかどうか,というのも,健康状態を示すサインですので,注意しましょう。