無意識のうちに言っている寝言。聞かれると恥ずかしい気もします。しかし,ストレスなどが原因のひどい寝言は治療が必要なこともあります。ここでは,寝言の原因やその治療法などについてまとめています。
朝起きて家族から,「寝言言ってたよ」と言われたことがありませんか?多分,多くの人が経験していることでしょう。逆に,家族の寝言を聞いたことのある人も多いと思います。寝言は「睡眠中無意識に発する言葉」と定義されている通り,自分ではほとんど気付くことがありません。時たま,自分の寝言で目が覚める,ということもあるにはあります。寝言は,脳が起きているレム睡眠という浅い眠りのときに出るとされています。レム睡眠中には夢を見ていることも多いですので,寝言は夢の内容に影響されている場合もあります。夢を覚えていないことがあるのと同じように,指摘されない限り自分が寝言を言っていることに気付かないことが多いでしょう。
寝言を言うメカニズムとしては,上記のとおり,レム睡眠中に脳が活動している状態なので,意識とは関係なく物を言う,ということです。特に,言語中枢が起きていると寝言を言いやすくなると言われています。ですから,健康状態に関わらず,どんな人でも少々の寝言を言うことはあり得る,ということになります。では,そのような寝言が多い原因には何があるでしょうか?眠りが浅い状態で寝言を言う訳ですから,ストレスなどでしっかり眠れていないことが考えられます。そのような場合,憂さを晴らすかのように大きな声で攻撃的な言葉を発することもあるでしょう。また,病気や薬などが原因で十分睡眠できないことも,寝言の原因として挙げられます。
頻繁に寝言を言って,周りが迷惑をするとか,寝ている本人も疲れているといったような場合には,いくらか病的な要素があると言えるかも知れません。そのような状態が気になるようであれば,病院で診てもらうと良いでしょう。心療内科かメンタルヘルスを受診することになります。最近では,睡眠障害を専門に扱う診療科もありますので,相談してみてください。心的な病気があるようなら,その治療を行なうことによって,寝言は減っていくことでしょう。普段の生活の中でも,ストレスを溜めないようにすることが大切です。愚痴を聞いてあげるだけでも,旦那さんの寝言は和らぐかも知れません。それと同時に,安眠できる環境を整えることも心掛けましょう。