最近注目されている食育。子供のうちから食事や栄養について学ぶことは大切です。そこで,マクドナルドなど食に関わる企業も食育を行なっています。ここでは,マクドナルドの食育プログラムについてまとめています。
これまで子供を健全に育てる上で大切とされてきたのは,「知育」,「徳育」,「体育」といったことでした。つまり,基本的には子供の知能の発達を促しながらも,徳のある人格を育み,その上で体の丈夫な子に育てていく,ということに重きが置かれてきました。一昔前まではこれで十分でした。しかし,最近ではここに「食育」が加えられることになりました。食生活や食事の内容という点で充実していた以前とは違い,食の欧米化やファーストフード・コンビニエンスストアの普及,さらには食の安全を脅かす事件が相次いでいることなどにより,食についての知識を習得することは大きな課題となっています。現在では,官民挙げての取り組みがなされています。
食育についての取り組みをしている企業の一つが,「日本マクドナルド」です。とても意外なことに思えるかも知れません。ファーストフード最大手のマクドナルドは,顧客も多く知名度も高いだけに,食品についての情報を提供するには有利な立場にあると言えるでしょう。マクドナルドは,NHKエデュケーショナルやNPO法人企業教育研究会と共同して食育プログラムを開発し,インターネットを通して,また学校用のDVDを使って,教育機関での食育授業を行なっています。インターネットコンテンツは家庭でも閲覧できますし,DVDは家庭科や総合学習の時間などに使うことができます。05年から始まったマクドナルドの食育授業は,日本中に広がりを見せています。
マクドナルドでは「食育の時間」という食育プログラムを作っています。インターネットを使って見ることができますが,教室でインターネットができない場合は,無料で教材DVDを取り寄せることができます。その内容ですが,0時間目「朝ごはんってなぜ大切なの?」でブドウ糖や血糖値について,1時間目「好きなものだけ食べちゃいけないの?」でいろいろな栄養素について,2時間目「ハンバーガーは何でできているの?」で食品群について,3時間目「どうしてお腹がへるのかな?」で基礎代謝と運動エネルギーについて,4時間目「私たちの食べ物は大丈夫?」で食品衛生について,5時間目「みんなで食べるとおいしいね」で正しい食生活について勉強することになっています。